『神々の祝詞』(イラスト)
 
オリジナルイラストサイトです
 

AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する


2010年2月11日を表示

『運命と女王』

●久々におばあ様の絵を(笑)。リリラの祖母、『白銀の乙女』リーラです。彼女は200年前の大戦の後に女王になりますが、実は彼女は大戦で一度死んでいるのです。
それを蓮の化身として蘇らせたのが、あのアロードなのです。彼はリーラを生き返らせたり、フールを生き返らせたり、何を目的にしているのかは、まだ秘密です。まぁ、たちの悪いキーパーソンの一人ですね。
リーラは割りと好きなキャラです。ひねくれっぷりがすき。彼女と幻微神君の大恋愛裏話はまたいずれww

●路地裏に、襤褸切れのように転がった少女は、今、まさに息絶えようとしていた。
彼女の紫水晶の瞳は虚ろに色をなくし、引き裂かれた腹部が、彼女がもう助からないことを誰の目にも知らしめていた。
誰も訪れない裏路地。ヒヤリ、とした寒気に襲われ、リーラはもう自分もだめなのか、と自嘲気味に笑った、そのときだ。
「生きたいですか?」
不意に声がした。この激戦区で生き残った物など、自分以外誰がいよう。自分が、最後の生き残りなのだから。
「いきたいですか?リーラ。」
虚ろな意識で視線をはずすと、そこには真っ白な何かが立っていた。その何かは床に座り込むと、リーラの額に手を当てる。瀕死のリーラよりも、冷たい手を。
生きたい
そう願ったのだろうか。純白が、微笑んだ気がした。それはもう、壮絶に美しく。
その笑みは、優しくて、優雅で、妖艶で、それなのにどうしてか、恐ろしくてたまらない。
そうか、コレが、死か。そう思った。その純白は、死と同じ匂いがした。
「しばらくお眠りなさい、女王。目覚めたら、もうまどろむ場所などないのだから。」
ふっとリーラの意識が遠のいた。腹部のパッカリと割れていた傷は跡形もなく消え去っている。
純白の影は立ち上がりそっと微笑んだ。
「お眠りなさい。女王。貴方はまだ舞台を下りてはいけない。貴方には、つなぐべき未来があるのだから」
裏路地はひっそりと静まり返っていた。
まるで、白い影など、最初からなかったかのように。ひっそりと。
歴史を、塗り替えていく。ひっそりと。

●TITLE・・・『運命と女王』
 DATE・・・2009・11・20
 BGM・・・『閉じられた世界』霜月はるか



Thursday, 11, Feb 22:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | リーラ関係 | 管理

『妖魔たちのロンド』

●リリラとアロードです。
アロードは到底カラーで描くのはいやです、無理です、私の技術では限界がございます
手書きならまだしも、パソコンじゃ、絶対無理!

久々に絵を描きました
ここのところ精神的にも問題あり、その上多忙だったため、まったく絵を描く気力が起こらず、ずいぶん放置しどうしでした。
お久しぶりです。

これは『妖魔たちのロンド』と書いていますが、実際は『怪物舞踏』です
怪物二人が踊っているわけですよ。
これはきらびやかでバロックなアロードと対照的に髪をバッサリ切ったリリラは華やかさにかけているようでも、実に玲瓏な存在だと思います。
アロードに心を与え、失った眼を見えるようにし、天界の束縛から解放した。
アロードにとって、リリラは神そのもの
『ナスラの魔物』と呼ばれた妖魔は、人間にどれほど近づくことができるのでしょうか?

●『あなたは私に言いました。この、空虚な存在に、心があるのだと。
そしてあなたは私に名を与えた。
名は、個体を個体たらしめるもの。名はその存在を形造り、この世界に存在させる
あなたは私にアロード(白昼夢)と名を付けた。
ならば、私はそうなのでしょう。
万物がそうであるように、私もまた、あなたが存在することによって存在し、そしていずれ朽ちていく
あなたの喪失とともに。
しかし今は、その記憶の水底で、夢を見なさい
やさしい、優しい夢を
目覚めは、唐突に訪れるのだから・・・』

●TITLE・・・『妖魔のロンド』

BGM・・・『偽典セクサリス』/少女病

DATE・・・2009・3・19



Thursday, 11, Feb 22:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理

『闇夜に散る恋慕』

●最近はちょこちょこ絵を描くことができます。
精神的にも落ち着いたからでしょう。
今回は失草花を初カラーです。
失草花は私の好きなキャラの5本指に入るのですが、和服が嫌いなため、カラーを描いたことがありませんでした。
失草花とリリラの出会いは、ほんの偶然です。
ある日、リリラのお気に入りの彼女の城の中には、そこに先客がいた。
それが失草花なわけです。
失草花は今はもう隠居した伝説のヤトバの政務のプロ集団(?)『玉12仙人』の一人なのです。
名を持たない彼に、前世のリリラは名を与えます。
『お前の名は、失草花、だ。失われた、名もなき花。失われてもなお、そこにあり続ける。それほど強い花だ』
彼は心を持たないうつろな瞳をもった青年ですが、その心に、まっかに激しく燃え上がるリリラへの恋慕を抱き続けています。
二人を強く結びつける桜を大きく取り入れました。リリラと失草花の出会いは桜の咲き乱れ、闇夜に散る漆黒の夜だったから。
同時に唯一の王の隠密諜報員でもあります。闇にまぎれて敵を暗殺する腕は天下一品なのですが、失草花はそれを、やましく恥ずかしいと思い、リリラに秘密にしています。
しかし彼はいつも、愛する女王リリラを守るために人知れず暗躍します。

●わかっていた。自分の思いが、リリラに受け入れてもらえることなどないのだと。
どんなに自分がリリラを愛して、そばにいたいと願っても、この思いがリリラに届くことなどないことくらい、わかっていた。
黄金の天使を思う。まるで太陽を形にしたかのようなあの天使こそが、リリラの選んだ人なのだから。
血が体内を駆け巡り、視界が大きくぶれるが、流せない涙をこらえ、大きく息を吸う。
しかし悲しかった。いつも自分は、待つことしかできない。この腕では、彼女を守ることもままならない。できることは、人知れず闇を暗躍すること。
でも、思う。ふたつの月を見上げ、思う。自分はいつでもリリラを愛している。
誰よりも強く、誰よりも狂おしく。
苦しかった。
リリラに会いたい。たとえ愛されなくとも。それは望んではいけないことだとわかっていたから。
ふと失草花は顔をあげた。
その瞬間だ。一瞬にして桜が一斉に闇夜に散る。
闇夜に舞う花びらはささやくように、慰めるように、そっと失草花を包み込んだ。
『リリラ・・・』
失草花の消えそうな声は、文字通り空に消えていく。その言の葉は一枚の花弁にのってやがて漆黒の乙女に届くだろう。
過去の異世界にたった一人落とされた、あの、彼の愛した漆黒のシュバリエの元に。

●TITLE・・・『闇夜に散る恋慕』

 DATE・・・2009・3・22~29

 BGM・・・『春咲センチメンタル』



Thursday, 11, Feb 22:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 玉十二仙人関係 | 管理

『分かつものの欠片』

●前回の絵にちなんでレイラとリリラの前世の絵です。
内気なレイラをリリラが町へ引っ張り出しているような感じの絵なんですが、昔はレイラもまともなかわいらしいお嬢様だったわけです。
レイラがおかしくなったのは、リリラが暗殺された後、世界を呪い、狂気を孕んだのがはじまりなので、それまでは姉に手を引かれるかわいらしいお嬢様でした。
そんなちょっとだけ明るいイラストです。

●暗い書斎に女王は眠っていた。大量の政務の書類の上でひっそりと眠る様は、リリラを知らない者が見たならば、“眠る天使”と誇称したかもしれない。
しかしそれを見つけたのは残念ながらクロムとネオだ。
日々の政務に疲れたのではなく、恐らくあらゆる取り巻きたちから逃げるのに疲れたのであろう、政務はまったくといっていいほど進んでいない。
フフフ、とまるで華の様に可憐に笑ってネオはその肩にブランケットをそっとかけた。
「あぁ?」
クロムはリリラの手にして眠っているものを見て首をかしげ、それに釣られてネオも覗き込むと、まぁ、と小さく感嘆の声をあげた。
どこから見つけてきたのだろうか。その手には今は亡き彼女の半身が、彼女と手を取り合って駆けている写真が握られている。
「どっちがどっちかな?」
そっくりな2人を見て、ネオは天使のようにやさしい微笑を浮かべた。一方クロムはデスクに胡坐をかくと、馬鹿にしたように半目で笑う。
「アホ、見りゃわかるだろ?この根性曲がってそうな卑しい面のほうがこいつに決まってんだろ。」
「活気がある、っていってあげてくれない?」
ネオが笑いをかみ殺して言うと、クロムは写真から目をそらせた。
「仲、よさそうだね。」
ネオがつぶやいた。それを聞くクロムの背にそっと狂気が滲んだのを感じ、ネオはニヒルに笑う。
「何?僕が引き裂いた、とでも?」
クロムは振り返り、ネオを軽く睨むとデスクから飛び降り、音もなく床に着地する。
「いつまでも、手のひらで世界を回してたら、なくしちまうぜ?大切なものを。」
天使はただ、静かに微笑んだ。そっと闇よりも黒い漆黒の髪をなで、その手から写真をとると、そっと火をつけた。
ゆっくりと、ゆっくりと灰になっていくその欠片と共に、リリラの記憶が緩やかに薄れていったことなど、誰が知ろうか。
暗黒の天使は、ただ、微笑んだ。

●TITLE・・・『分かつ者の欠片』
 DATE・・・2009・11・2
 BGM・・・『詩人バラッドの悲劇』SOUNDHORIZON



Thursday, 11, Feb 22:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理

『閉ざされた闇の覚醒』

今日は調子が良くて、新しい絵を描きました。
最近の風潮はすこぶる縁起の悪い絵になってきました(笑)
今日はした絵を描いたのですが、一個はこの絵で、もう一個は縁起のいいのにしときました。
その着色はまたお休みの日にコツコツと。

さて、この絵はSOUNDHORIZON の私の一番のお気に入り、(ジョギングもこの歌で走ってるよ!)『レインの世界』を、私の世界にあてはめたものです。
“閉ざされた少女の瞳が開かれしとき世界は、想像しうる最悪の夢を、残酷な神を見る”
このフレーズに合わせ、アロードの瞳に住まうリリラの中の闇の覚醒を絵にしてみました。
リリラを描くのはとても好きなので、こんな絵でもなかなか集中しました。

“この世界は残酷だ。
想像より、空想より、もっと残酷な事実を突き付ける。
難事という不幸の降り注ぐ世界に、覚醒を。
赤き糸で閉ざされる残酷な真実を”


title・・・『閉ざされた闇の覚醒』

date・・・10・1

BGM・・・『澪音の世界』/sound horizon



Thursday, 11, Feb 22:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理


(1/2ページ)
>1< 2 最後