『神々の祝詞』(イラスト)
 
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2010年2月13日を表示

『引き裂かれた半神』

●やってしまった。
またグロテスクマックス!今回はリリラとレイラですね。過去編の登場人物のレイラはリリラの前世の双子でもあります。残忍で人を食らう化けものです。リリラを天界に連れ帰り、真の絶対神として白の玉座にすえようとリリラに手を出してきます。
この絵はいつも狂気に狂っているレイラが、ロキの攻撃からリリラを守り、死ぬ場面です。ネフィアを手に入れたいロキの力と、リリラを手に入れたいレイラ。
さて、裏で糸を引くのは、誰でしょう?


●レイラの半身が崩れ落ちた。見事に切断された半身で、レイラはリリラを顔だけで振り返った。
唖然とするリリラ。
レイラを、殺そうと、決意して戦に赴いた。レイラはそれほどまでに世界の敵になりすぎていたから。
でも、こんなことを、望んだのではない。
半神の、こんな最後を望んだのではない。
「姉さま、玉座に、帰りましょう?」
レイラが微笑んだ。狂気を滲ませないその顔は、鏡を見ているようで、足が、震えた。
近寄り、血塗れるのも構わずに、その半身を抱いた。レイラは、最後に、リリラを見上げ、ただ、微笑んだ。
色を亡くす瞳。リリラの双方が黄金にきらめいた。地響きと共に目を覆う閃光、同時に純白の輝く翼がリリラの背を突き破り曇天に広がった。

「ご覧、あれこそが、闇の神、セレスティア。」
唖然とする一同の中、ネオはどこか恍惚におぼれてつぶやいた。
その深海のようにきらめく瞳に狂気を滲ませた。まるで、そうなることを知っていたかのように。

そうなるように、糸を引いたかのように。

ただ、青年は、神のごとき美貌を狂気で歪めた。

●TITLE・・・『引き裂かれた半神』
 BGM・・・『D・L・N』ガゼット
 DATE・・・2009・10・23



Saturday, 13, Feb 16:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理

『その男、修羅』

●今回はいつもと違うテーストで書いて見ました。
モデルは過去編の死んだ魚の目、カキトです(笑)カキトはヴァンの友人で普段は研究室にこもっている科学者なのですが、蘭将軍同様、弥葉国を追われた謀反人ですが、理由はみんな知りません。

ネオと、アロード意外。

今はエヴァと結婚し、エヴァのほうが禁軍に所属されているのですが、実は、カキトの方が断然強いです。

●ヴァンは、ネオの編成しなおした禁軍人員移動に目を通し、信じられないといった様子でネオを見た。
「・・・貴殿を疑う訳ではないのだが・・・その、カキトは科学者なのだが、見間違いか?禁軍右軍将軍に彼の名がある。」
「王様、いっときますけど、僕の編成に狂いはない。絶対の配置だよ。」
意味不明なネオの受け答えにあたふたとヴァンはもう一度書簡に目を通す。
「王様、“東国の修羅”って、知ってる?」
不意にネオが言った。何を藪から棒に、と思ったが、ヴァンは頷いた。
有名な話だ。5年ほど前、東国の小さな村がナスラの侵略を受け、消滅した。この世から消えた村には、最後の最後までナスラの大群にたった一人で立ち向かっていった男がいたという。
疾風のごとく敵陣を切り裂き、その返り血と血飛沫に身を染めた最後の生き残りの男。
燃え盛り、滅んでいく村の前で、あまたの敵の死体を足蹴にし、いくつもの首をその手に引きづった弥葉国最強の男、その姿は、まるで修羅のようだった、という。
「入るぞ、ヴァン、お前、この、」
ノックもなく王の間に入ってきたカキトを振り返り、天使は微笑んだ。
「彼こそ、”東国の修羅”」
その言葉に、カキトのもっていた資料が音を立てて床に落ちた。

●TITLE・・・『その男、修羅』
 DATE・・・2009・11・3
 BGM・・・『修羅』DOES



Saturday, 13, Feb 16:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他カラーイラスト | 管理

『救いの言葉』

こんばんわ。
やっとペンタブ君の機嫌がなおったセイです。
この絵は日曜に出来ていたのに・・・パソコンの調子が悪かった・・・

今回のテーマは『なんで自分ばっかり・・・』
キャラはシルヴァ兄ですね。
シルヴァ君、いつも仕事をあれこれとリリラに押し付けられ、リリラにはとんずらされ、ろくでもない人生を送っています。
おもに、大量の調印資料を一日に2トン位(シルヴァ説)押し付けられて途方に暮れている図です。
いつもながら下書きのほうがよかった・・・・なぜかしら?
とにかくペンタブ君が治ってくれてよかったです。

●「りーりーらぁーーーー」
ひょっこりと政務室の扉から癖の強い銀髪がのぞいた。まばゆいほどの銀髪の青年は中の様子にキョトンとして、首をひねった。そして部屋に入ってくると、そこにいる人影に話しかける。
その手には銀のトレーの上に紅茶とケーキが行儀よく坐している。
「あれ~?レイブ、リリラはぁー?」
絶世美系教育係は勢いよくシルヴァを振り返った。
「げっ・・・」
シルヴァは不穏な空気に一歩と言わず3歩後ずさる。非常にいけない。すでにレイブの目が真っ赤に充血している。泣き疲れたのか、目の下に盛大にくままで作ったりして、これはもう相当やっちゃった顔だ。
「じじださまばこれをおいでざってきまじた!!!!!」
そういうと鼻水やら涙やらなんやらわからん体液をまき散らしながらヤトバ一の美系は奇声を発して政務室を飛び出して行った。
唖然と呆れに口を開いたままシルヴァは床に落ちた一枚のメモを手に取る。そこには、美しい字でこう記されている。
“政務を頼む。ちなみに、期限は今日の夕刻だ。よろしく。 リリラ”
「リリラぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
シルヴァは叫んでから床に座り込んだ。
しかたない、見てしまったら最後、しないわけにもいかない。びっしりと文字の書きなぐられた調停状の山に埋もれてシルバはため息交じりに嘆く。
「誰か僕に救いの言葉をおくれよー」

●title・・・『救いの言葉』

BGM・・・『雷神の右腕』/soundhorizon

DATE・・・2009・4・4~5



Saturday, 13, Feb 16:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | シルヴァ関係 | 管理

『愚者と法廷者の切り札』

●今回はまた変わった人選をしてしまいました。シルクハットは法廷者(リーグル)、不吉なほうが愚者(フール)です。
彼らはマッド科学者に生み出されたホムンクルスなんですが、フールの方は5分リーグルより遅く生まれたことにより、欠陥品の多かった処分対象となる17精製期に分割され処分されます。
一方リーグルは16精製期となり、欠陥品の抹殺を依頼されます。
親友同士の2人に待ち受けた悲劇は、リーグルのカマがフールを殺し、フールは失った核の変わりにデスカマー(手に持ってる武器)を与えられます。それを与えたのこそ天邪鬼なアロードなんです。
ややこしいですよね。早く小説描けって話なんだけどね、あれ、


引越しのドサクサで小説サイトのパスワードどっかいったのさ・・・・



●「どこで、狂っちまったんだろうな」
そこには、オマエではなく、オレがいたかもしれないのに。
真っ赤に染まる血の海の中、親友だった”モノ”がつぶやいた。
たった製造時間五分の差で、終われる身となった親友は、うつろな目で自分を見つめていた。死を間際にしてまで貼り付けられたその微笑は”愚者”にふさわしく、自分を恨むどころか、そこに羨望まで宿して、次の瞬間にはそれは命をもたない”モノ”に変貌してしまった。
リーグルはただ黙祷する。
それは哀れな兄弟に対してか、それとも、愛するものに刃を向けねばならなかった自分に対してか、彼自身わからない。
同時に身を翻し、二度とその姿を目にすることは無かった。

「生きたいですか?ならば、与えましょう。」
純白の視界が開けた。リーグルに奪われる前にと自らえぐった心臓となる核は手の中で粉々になっていた。
それなのに、いきている。
起き上がってぎょっとした。

そこには・・・見たことも無いほど、壮絶に美しい純白の影がたたづんでいた。
笑う。
「私に見せてください。愚かなる者の末路を」
そういうと白昼夢のように消え去った影。幻の様な存在にどこか夢うつつなフールの手の中には―


・TITLE・・・『愚者と法廷者の切り札』

・DATE・・・2009・10・2



Saturday, 13, Feb 16:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他カラーイラスト | 管理

『空白の記憶』

●今回はリリラとアロード、正確には世界を創生したセレスティアと世界、です。
アロードが唯一眠れる場所があるとすれば、それはリリラの元ではないでしょうか。

●夢を見ていた。空白の記憶は、何度探しても見つからなかった。だから探す気も無くなった。
気づいたらあったことさえ忘れて、空虚の狭間に落ちていく。
空は曇っていた。
きっと、そこに太陽は無かった。それなのに、なぜだろう。
あんなにも暖かかったのは。
誰かの子守唄が聞こえた。
僅かな風の香りが鼻先を掠め、ほとんど視力のない黄金の瞳が僅かな光りを捉えた。

それは紛れも無い、漆黒の、まばゆいほど漆黒の光りだった。

●TITLE・・・『空白の記憶』
 BGM・・・『まどろみ』/クロノ・クロス
 DATE・・・2009・10・16



Saturday, 13, Feb 16:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | アロード関係 | 管理


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