| 『天からの迎え、懐かしき歌』 |
|
 |
| ●コンニチワ! 友だちの誕生日に先駆けて、ちょっと縁起のいい絵をUPしときます。 コレは過去に落とされたリリラをネオが見つけたときのイラストです。過去に落とされたリリラをネオが迎えにいきます。『ネオの箱庭』の続きの絵です。 ブログに乗せた途端、色落ちしたのは新手の嫌がらせか?コレ、嫌がらせか?? 世知辛い。
●『見つけた!』 闇の中、黄金の触手をうごめかしたネオの神力が、小さな、一筋の光りを捉えた。 まるで砂漠で一粒の砂金を掬うような不可能なゆらめきを、確かにネオは感じ取り、手を伸ばす。 ほとばしるような痛み。 一瞬の内に、ネオの姿が大気へと霧散した。 「リリラ!!」 叫ぶのと、彼女を抱きしめるのは同時だった。心に鈍い痛みが走る。 思い出す。最愛の人が、何度も殺され、何度も転生するのを見てきた。指折り、彼女が再びこの世に生を受けるのを待ち続けた。 長い、長い、時の狭間で。 何度この痛みを味わっただろうか。水のように指の隙間をすり抜けていく最愛の物を、何度も失わまいと、抱きしめてきた。 怖かった。彼女が消えたとき、もう、あえないかと思った。また、失ってしまったのだと、そう思った。 しっかりと抱きしめた体は温かくて、春の香りがした。 「リリラ。」 もう一度ギュッと地に舞い降りた天使は、少女を抱きしめた。天使の羽が宙に舞う。
一方、少女はほうけたような顔で、契約人を見上げ、つぶやいた。 「お、お前、こんなところで何してる!!」 「遅い!!」 ネオはリリラを突き放すと立ち上がり腕を組む。ごろりと床に転がったリリラはほうけたように青年を見上げた。 「君が消えて10日!!呼ぶのが遅い!!」 少女は苦笑する。 「すまない。」 「遅いよ!心配したし、神力使っちゃったじゃない!!」 ネオは叱責したが、心が晴れやかに澄んでいく音を聞く。 失わなかった。 あのときのように。 宙に純白の羽が、舞い上がった。
●TITLE・・・『天からの迎え、懐かしき歌』 DATE・・・2009・11・20 BGM・・・『澪』志方あきこ
| |
|
Friday, 15, Jan 21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
|
| この記事へのコメント投稿はできない設定になっています |