| 『召喚獣たちの日常』 |
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| ●今回は初、リリラの召喚獣『陽焔』です。彼は基本擬人化の召喚獣で、リリラ以外には全くなつきません。 最低、最強の召喚獣を手に入れたリリラは彼と召喚獣の世界の淵で語らいます。
それにしても、なんか最近焔をかくことが多い。大抵私は、新しい絵を描く時、前に同じディテールをかいた時、どんなペンを使ったか記憶にない。 イラストは常に偶然の産物だと思います。 上手く書けても、失敗しても、全部ただの偶然です。
●あんなに凄まじい焔を身にまとえる召喚獣と言ったら、イフリートの化身のあの男しかいない。 すべてを焼き尽くし、全力で焔を武器に身にまとえば、この世界さえも三日で滅ぼせるという言い伝えは、誰もが耳にしたことがあるだろう。 本当に恐ろしい召喚獣だ。
「今日の夕飯は何かな?」 少女が聞いた。美しい漆黒を身に映す少女は、不思議なことに氷の属性を秘めている。 「俺に肉焼けっていうのか?言っとくが、灰になるぞ。」 「それは困る。」 大真面目に言う少女の隣には焔を身にまとう最強の召喚獣。 その焔に隣接していながら、少女は涼しい顔だ。その男の焔が地を這い、彼の周囲は何もかもが焔で包まれている。それがゆえに誰も近寄れない召喚獣。それが彼なのだ。しかしこの少女ときたら、この最悪最強の召喚獣をある名で呼ぶ。 「なぁ、陽焔。異界はいいなぁ。争いも、死も存在しない。」 どこか意味深長につぶやいた少女に、炎の召喚獣は優しく微笑んだ。 「来るか?こっちに。」 しかし少女はまじめな顔で首を横に振った。 「まだだ。まだ、その時じゃない。」 「いいぜ。いつでも俺はここにいるからな。」
●TITLE・・・『召喚獣たちの日常』 BGM・・・『BADROMANCE』Lady GAGA DATE・・・2010・5・3
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Friday, 13, May 12:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
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| 『雪櫻の幻影』 |
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| ●今回は珍しく教育係のイラストです。この場面は、小説では何度も回想シーンとして出てくるリリラの思い出を基軸にしたものです。 リリラを置いていなくなった長兄のシルヴァ。降り出した雨に、傘も持たずに兄の帰りを待ちつづける幼いリリラに、美しい教育係はそっと傘をさしかけ、真実を口にします。 今回は、時がたち、ヴァンたちのいる過去にリリラが落とされた後、その帰りを待ちわびる教育係が、桜吹雪の中に彼女を見るという幻影を描きました。
●「あの方は、もう帰っては来ませんよ。」 あの日、まだ幼かった彼女に告げた言葉は真実だ。真実だが、それがどんなにあの漆黒の少女にとって絶望的な事実だったのか、彼はやっと知った。この世には優しい嘘もある。 そんなものは嘘だ。 そう思っていたのに。突然消えた彼の最愛の少女。どこにいるのかも、生きているのかも、いつか帰ってくるのかもわからない。 そんな絶望の中、誰かに自分はこう言ってほしいのだ。 「絶対に彼女は帰ってくる。ここに。」と。 しかし、ここにはそんな優しい嘘は存在しなかった。その時だ。 不意に桜が散った。冷たい粉雪が桜に交じり、舞い上がる。幻想的な景色の中、彼は確かに見たのだ。 桜吹雪の中、こちらを見つめる二対の黒曜石の瞳。その瞳は、“心配するな、必ず帰るから”というかのように揺らめいた。 わずかな時を得て、幻想は消え、彼はただ、雪原に立ち尽くす。
●DATE・・・2011・4・11 TITLE・・・『雪櫻の幻影』 BGM・・・『傘月』/ドレミ團
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Monday, 18, Apr 09:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
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| 『宵闇の物語』 |
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| 今回は久しぶりのリリラさんです。 彼女はいつも闇の中にいるのに輝いているようなイメージがあります。 珍しく読書をしながら眠ってしまった宵闇の女王のイラスト。
●ひどく疲れていた。 たどる歴史は、真実なのか、改竄されたものなのか。 “今”と結び付けることはできない。 その書物にはこの世界の終焉が描かれる。そして、創世が。 創世へ至る終焉が記された書物。 吐き気のするようなそれに絶望したのだろうか、少女は少し苦しげな吐息を立てて眠っていた。 天使のような黄金の青年は彼女のもとへ行くとそっとその髪に触れてつぶやいた。 「ごめんね。でも、その終焉は、君が作ったもの。世界を作ったときに、再びこの世界がまっさらに生まれ変わる時を願って、君が決めた未来。」 彼女は知らない。 かつて彼女が“光の神”と呼ばれていたことを。 この世界を作り、人を愛したことを。 彼女は知らない。何も、何も知らないまま眠り続ける。 今までも、そしてこれからも。
●DATE・・・2011・2・13 TITLE・・・『宵闇の物語』
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Friday, 08, Apr 10:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
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| 『光の手招き』 |
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| ●今までとはちょっと違ったテーストで。パソコンで久々に絵を描いたので感覚が戻るまでまた苦労しそうです。この絵は本当はネフィアもきちんと作画してたのですが、なんかしっくりこず、結局光で表現しました。
●少女は闇の中振り返った。手を引く青年は光の粒と化し、あたりの闇にも負けないくらいに鮮烈な光を放っていて、少女にはあまりにも眩しすぎた。 少女は振り返り、背後の闇に訴えかける。 “まだ、行きたくないの!”と。 されど強烈な光に導かれ、彼女は目を覚ます。長い長い闇の世界。心地よい闇の子守唄から目覚め、少女は暖かい光を見た。
生まれたとき、最初に視界に飛び込んできたのは、太陽よりも、輝かしい青年。二対のサファイアのような宝玉の瞳が、少女を見てほほ笑んだ。
●TITLE・・・『光の手招き』 DATE・・・2010・11・5 BGM・・・『パラジクロペンゼン』
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Friday, 05, Nov 22:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
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| 『引き裂かれた半神』 |
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| ●やってしまった。 またグロテスクマックス!今回はリリラとレイラですね。過去編の登場人物のレイラはリリラの前世の双子でもあります。残忍で人を食らう化けものです。リリラを天界に連れ帰り、真の絶対神として白の玉座にすえようとリリラに手を出してきます。 この絵はいつも狂気に狂っているレイラが、ロキの攻撃からリリラを守り、死ぬ場面です。ネフィアを手に入れたいロキの力と、リリラを手に入れたいレイラ。 さて、裏で糸を引くのは、誰でしょう?
●レイラの半身が崩れ落ちた。見事に切断された半身で、レイラはリリラを顔だけで振り返った。 唖然とするリリラ。 レイラを、殺そうと、決意して戦に赴いた。レイラはそれほどまでに世界の敵になりすぎていたから。 でも、こんなことを、望んだのではない。 半神の、こんな最後を望んだのではない。 「姉さま、玉座に、帰りましょう?」 レイラが微笑んだ。狂気を滲ませないその顔は、鏡を見ているようで、足が、震えた。 近寄り、血塗れるのも構わずに、その半身を抱いた。レイラは、最後に、リリラを見上げ、ただ、微笑んだ。 色を亡くす瞳。リリラの双方が黄金にきらめいた。地響きと共に目を覆う閃光、同時に純白の輝く翼がリリラの背を突き破り曇天に広がった。
「ご覧、あれこそが、闇の神、セレスティア。」 唖然とする一同の中、ネオはどこか恍惚におぼれてつぶやいた。 その深海のようにきらめく瞳に狂気を滲ませた。まるで、そうなることを知っていたかのように。
そうなるように、糸を引いたかのように。
ただ、青年は、神のごとき美貌を狂気で歪めた。
●TITLE・・・『引き裂かれた半神』 BGM・・・『D・L・N』ガゼット DATE・・・2009・10・23
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Saturday, 13, Feb 16:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
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