| 『暁の獣将軍』 |
|
 |
| ●初カラーの藍将軍。 弥葉国の謀反人で、リリラの脅しによってヴァラス大国の右軍将軍になった獣のおっさん。 リリラとは大の仲良しで、戦に行くと必ず狩りの競争をするので、みんな夕食には困らない。小さな少女と無骨な大男のおっさんのペアが個人的に大好き。 ま、リリラは中身おっさんですがね。 それにしても、剣ってのはすごく描くのが難しい。鎧とか、武器とか、なじみのないものはすごく難しいので勉強しながらこつこつ描いております。最近は一日一枚着色だったので少し疲れました(笑) 今回のイラスト群は珍しいキャラが続々登場します。 ●「世知辛いよなぁ。」 しみじみとそう言ったのは、暁の光に照らされた獣のような将軍だった。リリラは端整なその表情を見ながら、クスリと笑った。 「おいおい、姫さん、笑いごとじゃぁねえんだぜ?」 そういう将軍もどこか楽しそうだ。 「俺のいた国じゃぁな、みんな右向け右、なんだ。それを少しでも違えば粛清される。」 言いながら無意識なのか将軍は顔にある大きな傷をなでた。リリラは別に彼の過去を詮索する気はなかった。しかし謀反人として国を追われた男だ。一筋縄にはいかないことは百も承知だ。 そして男はニヤリと笑う。 「俺は天の邪鬼でな。右って言われてみんなが右を向きゃぁ、左か上を見たくなるもんさ。」 なんとなくわかる。この男はまさにそういった感じだ。誰にも命令されず、従わず、忠誠心もない。ただ、自分のしたいことだけをする。 どこか自分と似た存在に少しほほ笑んで少女は言った。 「どこへなりとも行ってくれ。」男は意地悪く笑う。 「じゃぁ一生お前のそばで剣をふるい続けるさ。」 ●DATE・・・2011・4・16 TITLE・・・『暁の獣将軍』 BGM・・・『世界の果て』/DOES
| |
|
Monday, 18, Apr 10:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他カラーイラスト | 管理
|
| 『火刑台の魔物』 |
|
 |
| ●今回はリリラの双子の妹、レイラのイラスト。 サンホラの『火刑の魔女』というタイトルからイメージて描きました。 リーラはしぶといので、火刑にされたくらいでは死にませんよ。狗と狐がいますしね。 ●歴史に、史上最悪の魔女と歌われた少女の逸話がある。それは事実なのか、それとも後の人々が面白おかしく改竄したのかは不明だが、ある少女の話は、到底真実とは思いがたい。 少女は人の血肉をむさぼる魔物として火刑台に送られた。しかし、史実にはその前に首つりにも、磔刑にもなった、と記されている。それでも死なない彼女に恐れをなし、協会は彼女を火祭りにしようとした。 しかしどんなに火が彼女に燃え移ろうとも、その身を焦がそうとも、彼女は朽ちることなく、そして、哂ったのだという。 まるで人間を小馬鹿にするように、自分の絶対的な力を思い知らせるかのように。 その後彼女の骨は燃えかすの灰の中からも発見されなかった。 彼女の行方は、杳として知れぬまま。 ●DATE・・・2011・4・15 TITLE・・・『火刑台の魔物』 BGM・・・『彼女が魔女になった理由』/soundhorizon
| |
|
Monday, 18, Apr 09:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他カラーイラスト | 管理
|
| 『光』 |
|
 |
| ●今回は練習用。 改めてフォトショップの難しさを知る。今回は下書き無で描いてみました。 陰影だけで人物を形作るのはとても難しかったです。 描きなれたネオでさえこんなに難しいということは、もう他の人物では100%不可能ですね。 私はやっぱりアナログがよいです。
| |
|
Monday, 18, Apr 09:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | ネオ関係 | 管理
|
| 『雪櫻の幻影』 |
|
 |
| ●今回は珍しく教育係のイラストです。この場面は、小説では何度も回想シーンとして出てくるリリラの思い出を基軸にしたものです。 リリラを置いていなくなった長兄のシルヴァ。降り出した雨に、傘も持たずに兄の帰りを待ちつづける幼いリリラに、美しい教育係はそっと傘をさしかけ、真実を口にします。 今回は、時がたち、ヴァンたちのいる過去にリリラが落とされた後、その帰りを待ちわびる教育係が、桜吹雪の中に彼女を見るという幻影を描きました。
●「あの方は、もう帰っては来ませんよ。」 あの日、まだ幼かった彼女に告げた言葉は真実だ。真実だが、それがどんなにあの漆黒の少女にとって絶望的な事実だったのか、彼はやっと知った。この世には優しい嘘もある。 そんなものは嘘だ。 そう思っていたのに。突然消えた彼の最愛の少女。どこにいるのかも、生きているのかも、いつか帰ってくるのかもわからない。 そんな絶望の中、誰かに自分はこう言ってほしいのだ。 「絶対に彼女は帰ってくる。ここに。」と。 しかし、ここにはそんな優しい嘘は存在しなかった。その時だ。 不意に桜が散った。冷たい粉雪が桜に交じり、舞い上がる。幻想的な景色の中、彼は確かに見たのだ。 桜吹雪の中、こちらを見つめる二対の黒曜石の瞳。その瞳は、“心配するな、必ず帰るから”というかのように揺らめいた。 わずかな時を得て、幻想は消え、彼はただ、雪原に立ち尽くす。
●DATE・・・2011・4・11 TITLE・・・『雪櫻の幻影』 BGM・・・『傘月』/ドレミ團
| |
|
Monday, 18, Apr 09:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理
|
| 『赫き獣の檻』 |
|
 |
| ●今回は久々にマリーさんのイラスト。マリーはパソコンでカラーにしたのは初めてです。 以前にミリアと一緒に“極彩色の魔法”をかきましたが、あれはカラーというよりモノクロに近かったので、きちんと描いたのはこれが初めてです。 マリーはリリラ達怪物コンビの仲間なので基本的に好き。 色っぽく、姉御肌で、少々うるさく、世話焼きな魔女です。普段は“眠れる森の賢者”として隠遁生活をしています。 赤は大好きです。描いていてとても華やかで、わくわくする色だと思います。
●彼女はまさに“赫き獣”だった。今となっては隠遁生活をしていると聞くが、大戦での彼女は、まるで戦女神のように輝いていたさ。 そんな記述を読みながら、現代の戦女神とあだ名される少女、リリラは半目でクロムを見る。クロムは笑いをこらえられないような表情でリリラを見返した。 「戦女神、ねぇ・・・ただ返り血を浴びて赤く染まってただけだろう。」 「相変わらずあんた失礼ね!」 横で聞いていたマリーは勢いよく毒づいた。 「あたしだってこんな記述初めて見たわ!」 忌々しそうに言った真っ赤な賢者は、ゴージャスな緋色の髪を払いのけた。 悪態をついてみたものの、クロムは知っている。 彼女こそが、この世界の大戦を終結に導いた賢者だということを・・・。
●DATE・・・2011・4・10 TITLE・・・『赫き獣の檻』 BGM・・・『MONSTER』/レディー・ガガ
| |
|
Monday, 18, Apr 09:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他カラーイラスト | 管理
|