『神々の祝詞』(イラスト)
 
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『運命と女王』

●久々におばあ様の絵を(笑)。リリラの祖母、『白銀の乙女』リーラです。彼女は200年前の大戦の後に女王になりますが、実は彼女は大戦で一度死んでいるのです。
それを蓮の化身として蘇らせたのが、あのアロードなのです。彼はリーラを生き返らせたり、フールを生き返らせたり、何を目的にしているのかは、まだ秘密です。まぁ、たちの悪いキーパーソンの一人ですね。
リーラは割りと好きなキャラです。ひねくれっぷりがすき。彼女と幻微神君の大恋愛裏話はまたいずれww

●路地裏に、襤褸切れのように転がった少女は、今、まさに息絶えようとしていた。
彼女の紫水晶の瞳は虚ろに色をなくし、引き裂かれた腹部が、彼女がもう助からないことを誰の目にも知らしめていた。
誰も訪れない裏路地。ヒヤリ、とした寒気に襲われ、リーラはもう自分もだめなのか、と自嘲気味に笑った、そのときだ。
「生きたいですか?」
不意に声がした。この激戦区で生き残った物など、自分以外誰がいよう。自分が、最後の生き残りなのだから。
「いきたいですか?リーラ。」
虚ろな意識で視線をはずすと、そこには真っ白な何かが立っていた。その何かは床に座り込むと、リーラの額に手を当てる。瀕死のリーラよりも、冷たい手を。
生きたい
そう願ったのだろうか。純白が、微笑んだ気がした。それはもう、壮絶に美しく。
その笑みは、優しくて、優雅で、妖艶で、それなのにどうしてか、恐ろしくてたまらない。
そうか、コレが、死か。そう思った。その純白は、死と同じ匂いがした。
「しばらくお眠りなさい、女王。目覚めたら、もうまどろむ場所などないのだから。」
ふっとリーラの意識が遠のいた。腹部のパッカリと割れていた傷は跡形もなく消え去っている。
純白の影は立ち上がりそっと微笑んだ。
「お眠りなさい。女王。貴方はまだ舞台を下りてはいけない。貴方には、つなぐべき未来があるのだから」
裏路地はひっそりと静まり返っていた。
まるで、白い影など、最初からなかったかのように。ひっそりと。
歴史を、塗り替えていく。ひっそりと。

●TITLE・・・『運命と女王』
 DATE・・・2009・11・20
 BGM・・・『閉じられた世界』霜月はるか



Thursday, 11, Feb 22:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | リーラ関係 | 管理

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