『神々の祝詞』(イラスト)
 
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『宵闇の物語』

今回は久しぶりのリリラさんです。
彼女はいつも闇の中にいるのに輝いているようなイメージがあります。
珍しく読書をしながら眠ってしまった宵闇の女王のイラスト。

●ひどく疲れていた。
たどる歴史は、真実なのか、改竄されたものなのか。
“今”と結び付けることはできない。
その書物にはこの世界の終焉が描かれる。そして、創世が。
創世へ至る終焉が記された書物。
吐き気のするようなそれに絶望したのだろうか、少女は少し苦しげな吐息を立てて眠っていた。
天使のような黄金の青年は彼女のもとへ行くとそっとその髪に触れてつぶやいた。
「ごめんね。でも、その終焉は、君が作ったもの。世界を作ったときに、再びこの世界がまっさらに生まれ変わる時を願って、君が決めた未来。」
彼女は知らない。
かつて彼女が“光の神”と呼ばれていたことを。
この世界を作り、人を愛したことを。
彼女は知らない。何も、何も知らないまま眠り続ける。
今までも、そしてこれからも。

●DATE・・・2011・2・13
 TITLE・・・『宵闇の物語』



Friday, 08, Apr 10:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | リリラ関係 | 管理

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